text by YUMIO昨日、美容室で隣に座った女性客が
美容師さんに一方的に話してた内容にず〜っと聞き耳をたててしまった。
その話のテーマは“結婚”である。
女性客の年齢は、30前後ぐらい?
テキパキした話し方から察するに、
営業系のお仕事をしてるOLさんと思われるが、
ときどき語尾を伸ばすギャル系トークにちらりと“若さ”が窺える。
「6つ年下の彼とつきあってて、結婚しようってことになったんだけどぉ〜
なんかうやむやになっちゃってぇ〜、この間別れちゃったの」
「彼が“まだ年齢的に若いからちょっと考える”って言いはじめて〜、
その言葉を聞いてわたしも考えちゃって〜。
で、結局別れたんだけどね・・・・・・これで良かったんだよね!」
話の内容を要約するとこんな感じ。
彼女の言葉の端々から醸し出される雰囲気的には、
どうやらまだ“心底、良かった”とは思っていないようだったが、
聞き耳を立てていたワタクシは“それで良かったんだよ”
と心の中でつぶやいた。
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ワタクシ自身は一応既婚者であるが、
“結婚”に対しては、昔から何の思い入れもなく、
今すぐシングルに戻ってもべつにかまわない・・・ぐらいに考えている。
もともと恋愛的な感情(嫉妬とか独占欲とか)も
女性の中では稀薄なほうだと思うので、
めったに恋愛相談なんて人にしない性分。
たいてい自己完結してしまう。
だから、彼女が“結婚できなくて別れた彼”のコトを
あれやこれやと名残惜しそうに他人に話す行動が理解できなかった。
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これはワタクシ自身の勝手気ままな考えなんだけど、
結婚ってのは、必要に駆られてするものだと思ってる。
例えば、恋人とのデートの別れ際、
何とも離れがたい・・・
明日すぐにでもまた会いたい・・・
どうせまたすぐ会うのに、別々の家に戻る理由が見つからない・・・
そう思ったら“お互いの存在がいま必要”なんだから結婚すればいい。
あいや、それなら同棲でもいいか。
んで、ワタクシ自身の場合。
欲しいマンションが見つかった。
当時フリーランスで駆け出しのライターだったワタクシが
莫大なローンを組むためには、
当時付き合ってたうちのパートナーと結婚して
収入合算したほうが良さそうだった。
お互い何となくそんな話になった。
だから結婚した。
『いまローンを組みたい』=“必要に駆られて”しただけで、
そこにロマンティックな理由は何もない。
・・・んじゃ、あのとき必要に駆られなかったら?
いまだ結婚してなかったかも?と思う。
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どんな理由であれ、お互いの存在が必要なら結婚すれば良い。
でも“必要”よりも先に“結婚することが目的”になったら、
残念ながらたいていのカップルは破局を迎える。
(これはワタクシも以前婚約破棄したときに経験したからわかるんだけど)
その美容室の彼女も、
いつからか“結婚することが目的”になってしまっていたその彼とは
このタイミングで別れて正解だったんだろう。
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まぁ、友人から『あなたたちはニュータイプ』
と言われている夫婦の片割れであるワタクシが
こんな発言をしてもあんま説得力無いかもしんないけどさ。
必要は発明の母。
いえ、必要は結婚の母なのであります。
きっとね。